銀座へ日本初の真珠専門店を開設
世界へ名立たる一等地、銀座への店舗開設
幸吉は、真珠養殖に成功した6年後の1899年(明治32年)には東京へ真珠専門店を開設します。場所は現在の銀座並木通りで当時から洋風文化の新風が吹く情報の中心地である銀座への出店でした。現在でも銀座という一等地には、世界の名立たるメゾンの出店が盛んですが、明治の時代にあってこの銀座に出店することは、常に時代の変化を敏感に汲み取り、事業を前進させる為の布石を打っていく幸吉式の経営路線といえます。1906年(明治39年)にはついに銀座通り(現:銀座4丁目ミキモト本店)に出店を果たします。まだ和風建築が散見される銀座に建つ、この白い石づくりの洋館は当時「真珠色の店」と言われ非常にモダンな建物でした。
銀座4丁目の表通りに新築、移転した御木本真珠店(1906年)。