美をテーマに夢を描いていた
美しい真珠を世界中の女性へ
幸吉は、世界で初めて真珠の養殖に成功し、国内のみならず海外でも養殖真珠を販売していましたが、彼の才覚は単なる「真珠業者」としての存在だけではありませんでした。1905年(明治38年)に伊勢神宮へ明治天皇が行幸された折、拝謁した幸吉は陛下へ「世界中の女性を真珠で飾ってごらんにいれます。」と申し上げています。これは当時完成間近であった真円養殖真珠を世界中に供給し、それまで「一握りの女性を飾る為のもの」という真珠のイメージを覆そうと考えていた幸吉の強い意思と自信の表れでした。事実、この年成功した真円養殖真珠は、その後世界中の女性を飾ることになります。

ミキモトの真円養殖真珠。
幸吉の描いた「美」を現実のものとした、最高級品質の輝きです。