カタログ「真珠」にみるクリエイティビティ
幸吉は銀座に御木本真珠店を出した当時から既に、今日でいう商品カタログの価値に着目していました。1908年(明治41年)に創刊されたカタログ誌「真珠」には、斬新な表紙はもちろん、中の誌面にも時代の息吹を伝える新鮮な感覚がみてとることが出来ます。明治・大正・昭和と刊行され続けた「真珠」には、掲載したデザイン画全てに品番と説明書きが付されました。
同時にデザインにおいては、初期にみられるヨーロッパ最先端の動向を旺盛に吸収しようとしていたものから、時代が進むにつれて「ミキモトスタイル」と呼ばれる独特のオリジナリティーを獲得していく様子をうかがい知ることが出来ます。現在のミキモトにも脈々と受け継がれるデザインや細工などがわかる貴重な文化的資料といえます。
それぞれの時代によって表紙のデザインや色使いも異なり、
誌面には帯留やペンダント、指輪なども記載されています。